はしご湯のすすめ静岡県の温泉


湯ヶ島温泉 あせび野 湯ヶ島温泉 あせび野

伊豆市湯ケ島1931-1
TEL(0558)85-1313
あせび野HP
宿泊しました:木の蔵/一泊二食27450円を利用
備考:立寄り不可
訪問日:05年7月

混合泉(箱湯・亀の湯・浄蓮の湯・浄蓮の湯第2)
カルシウム・ナトリウム−硫酸塩泉
47.0℃(使用42.5℃) pH=8.2 成分総計=1038mg
Na=146.0mg K=26.0 Mg=0.5 Ca=155.0 Sr=0.4 F=0.5 Cl=38.2 SO4=618.0 HCO3=32.5
CO3=0.5 NO3=0.7 HSiO3=1.5 BO2=0.1 H2SiO3=39.8 HBO2=0.8 CO2=0.2
(H14.4.24)


02年に伊豆の人気宿「嵯峨沢館」の別館としてオープンした「あせび野」です。まだオープン間も無いというのに既に「予約の取りにくい宿」となり、当然セールスの手腕もあると思うのですが、それだけではない、人を惹き付ける特別な「何か」があるのだろう、と興味を持ち出かけてみました。予約を入れたのは宿泊日の半月程前。平日にもかかわらず、既に3階の部屋しか空いていないとの事。さすが人気のお宿ですね。

あせび野は湯ヶ島の緑深い清流、猫越川に沿って佇みます。温泉好きの方には「世古の湯共同浴場のそば」と書いた方がピンと来るかもしれません。訪問時はチェックインより1時間早く到着してしまい、だからといって辺を散策する気にもならず、「行くだけ行ってみよう」と駐車場へ乗付けてみると、お宿の方が快く出迎えてくださいました。

エントランスは流行のコテコテ民芸調ではなく、すっきりとした料亭風の造りです。暖簾をくぐると目の前に広がるガラスばりのラウンジに目を奪われます。猫越川に茂る緑鮮やかな樹木が、まるで一枚絵のように広がっているのです。ここで宿泊カードの記入とお茶菓子をいただきます。続いてお宿の方と共に部屋へと向うのですが、荷物を運ぶ手押し車が「子連れ狼」の乳母車みたいでおもしろかった。館内は落ち着いた雰囲気があり、所々に飾られた生花や花器も楽しむ事が出来ました。

今回利用したのは3階の「木の蔵」。間取りは和室7.5帖+2ベット+テラス+専用露天風呂。部屋には一通り必要なアメニティグッズが揃い、使い勝手は良かった。トイレはウオシュレット、TVは2台あります。今回3名で利用したのですが、ひとりは和室で布団敷きとなりました。2ベットによる圧迫感もあり、ちょっと狭くも感じたので、この部屋でのベスト人数は2人かな?定員4名って事だけれど、それだと相当キツい。浴衣は一人一枚、その他に作務衣も置かれているので、どちらでも好みのものを着衣できます。テラスからは猫越川の緑豊な樹木が広がり、旅館部屋というよりはリゾート気分を満喫。チェックイン時の案内と、浴衣を持って来る時のみ部屋に係の方が来られますが、後はこちらが要求しなければ一切出入りする事はありません(食事時の布団敷きは除く)。これは、とても嬉しいシステムです。残念だったのは、部屋にコーヒーが無かった事!最近ではどこでも置きコーヒーがあるのが当たり前みたくなっているのに、あせび野にはありません。ルームサービスもありません。ラウンジで有料のものを飲むしかないのです。

あせび野は全体的に雰囲気が良く、小学生未満の子供は不可という点からも、大人のリゾートといった印象を受けました。ここはカップルでの訪問が断然良いかもしれません。ただ、若いスタッフの中には接客向きでない雑な応対もあり、こういう点に「イラッ」と感じる人にはアウトかと思います。今後是非検討していただきたいサービスとしては、食後のコーヒー、部屋置きのコーヒー、そしてデザートのレベルを上げていただきたい。まだまだ手探り状態な面もあるかな?という点は勿論ありますが、これから先、お客様に鍛えられ「本物の人気の宿」となるのだと思います。10年後経ったら、また再訪してみたい。

(まぐぞー)




エントランス



緑の中で寛げます



到着時にいただくお茶菓子



ルームキー



荷物車



宿泊した部屋手前の和室



奥のベッドルーム


部屋の脱衣場兼洗面台


浴衣と作務衣



まずは部屋付きの露天風呂。スライド式の格子を開閉する事で、開放的にしたり、内湯的にしたりできます。1人サイズの小判型石造り浴槽に、木の洗い場、シャワーもあり、シャンプー、リンス、ボディーソープ、固形石鹸も置かれています。当然ながら掛け流しで、やや熱めの無色透明、キシキシスベスベ湯。石膏味の漂う心地よい湯です。格子の向こうに見える鮮やかな緑に癒されます。館内の浴室の中では、この部屋付き露天風呂の湯が一番良い気がしました。

(まぐぞー)



部屋付き露天風呂
部屋によって趣きが違う



お次は貸切風呂「川の湯」。部屋ごとの貸切利用となる為、お宿到着後に予約を入れます。時間になったらフロントにてタオルセットを受取り、猫越川沿いの湯小屋へと向います。浴室は二箇所あり、一方が岩風呂、一方が木枠の七角形風呂となっていました。

今回私は「七角形風呂」の方を利用。お湯は上記「部屋付き露天風呂」と同じと思います。ここでは「静かにお湯に浸かるだけ」というのが前提のようで、備品もボデイソープしかなかったように記憶。また、「掛け湯的な事はシャワーでお願いします」って事なのか、何故か桶もありませんでした。一回の利用時間は40分。すぐ目の前に流れる猫越川が清々しい。利用後は、再度次の予約をする事ができ、滞在中は何度でも利用可です。当然ながら利用は無料です。

(まぐぞー)



貸切風呂湯小屋




貸切風呂専用タオルセット



岩風呂


七角形風呂


浴室から見た猫越川



最後に男女別「世古の湯」です。浴室手前の休み処にタオルセットや使い捨てのアメニティグッズが置かれ、部屋からは手ぶらで来られます(部屋のバスタオルは基本的に持ち出し禁止のようです)。脱衣所を抜けると数十人サイズの石造り広々露天風呂があり、まるで庭の池のようにも見えます。浴槽の奥には打たせ湯やジャグジー部分も有り。備品は一通り揃い、使い勝手の良いシャワーも並びます。世古の湯(女性)からは猫越川は見えませんが、辺に茂る樹木の緑が鮮やかです。

湯は当然ながら掛け流し利用の様子。あせび野は全室露天風呂付きな為か、この広々露天風呂を利用する人は少ないように感じました。おかげで何時でも貸切状態。浴後は先程の休み処にて麦茶や冷水を頂きながら、しばしまったりと出来ます。今回、夏場の訪問だったので、外気温度は気にならなかったのですが、これが真冬となると、この世古の湯はかなり寒いかもしれません。

(まぐぞー)




世古の湯付きの
休み処「山藤」



世古の湯専用の
タオルセット



アメニティグッズ




世古の湯(女性)


別の角度から


打たせ湯


あせび野・食事の感想へ続く


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