はしご湯のすすめ島根県の温泉


温泉津温泉 元湯 温泉津温泉 元湯

大田市温泉津町
TEL(0855)65-2052(長命館)
長命館HP
温泉津町観光協会HP
5時〜21時/220円

ゆのつ元湯源泉
溶存物質計=9271mg
K=227.4mg Na=2083(65.34mv%) Ca=690.7(24.86) Mg=88.4
Fe=2.8 Mn=0.3 Al=3.1 Cl=2996(60.95) Br=1.0 I=1.2 SO4=1068
HCO3=1938 HBO2=59.35 H2SiO3=106.1 CO2=354.0
(S32.12.4)


温泉津温泉といえば、ここが紹介される程有名。この浴槽を「旅行雑誌で見た事ある」という人も少なくないのでは?1300年前に傷ついたタヌキが発見したとされる湯は、正に「元湯」の名の通り。管理は向いの湯治宿「長命館」が行っているようで、そちらの宿泊客の通い湯としても使われている様子。訪問時は夕方にもかかわらずお客さんは疎らでした。

男女別の浴室には、温泉成分がゴッテリと付着し元の素材がわからぬ程になってしまった浴槽がひとつ。浴槽は三つに仕切られ、脱衣所から向って左側が3人程入られる48℃の熱い湯、真ん中が3-4人程入られる42℃の温い湯、そして右側が3人程浸かれる座り湯となっています。

地元の御夫人によると最初温い方に浸かってから熱い湯に入るとの事だけれど、熱い方はなにしろ48℃。誰も入る人はいません。湯は最初熱い方に投入され、浴槽底より温い側に流れ込む仕組み。貝汁濁りの湯は熱い方がより一層透明感が増して見えます。おそらくそちらの方が鮮度も高く心地よい湯と思いますが、温い方へ流れ込む湯さえも熱く、私には入る事ができませんでした。源泉温度が高い為ドバドバ掛け流しとはいきませんが(そんな事したら死ぬ)、湯量を絞り、あくまでも源泉そのものにこだわります。

浴槽の前では鳥の雛みたく小さくなったお婆ちゃんが、顔馴染みらしき御夫人に亀の子タワシで背中をゴシゴシ擦ってもらっています。真っ白な肌で「痛そうだなぁー」なんて思っていたら、御夫人が私に「次はアナタ、擦ってあげるわよ」と言うではありませんか。「痛そうだから嫌ですよー」と激しく拒絶したらば、「痛く無いのよ、一度やってみたらわかるのよ」と半ば強引に浴槽から引っ張り出され、アッという間に背中をゴシゴシやられてしまった。感想はというと、御夫人の言う通り痛くもなく、逆に気持ちよく、クセになりそうだった。そんなこんなで妙に印象に残った浴場です。
(04年10月)


(まぐぞー)



女性浴室




向って右端は座り湯




真ん中の浴槽の壁に
湯口らしき跡が




お風呂セットがギッシリ


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