はしご湯のすすめ大分県の温泉


別府温泉 べっぷ野上本館 別府温泉 べっぷ野上本館

別府市北浜1-12-1
0977-22-1334
13時〜24時/500円
宿泊しました:一泊朝食付き6000円+各税

訪問:04年4月、08年1月、13年11月(泊)

野上本館/ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩泉/55.8℃ pH=7.2 溶存物質計=1135mg Li=1.3mg Na=150.0(52.88mv%) K=18.3 Mg=29.6 Ca=53.4(21.60) Sr=0.3 Ba=0.2 Mn=0.3 Fe3=0.7 F=0.1 Cl=67.2 Br=0.2 SO4=60.9 HPO4=0.4 HCO3=549.0(73.89) HAsO2=0.2 H2SiO2=198.0 HBO2=4.9 CO2=90.3 As=0.1 (H15.11.4)※温泉利用状況=掲示確認できず


とても気に入ったお宿「野上本館」。立寄りでしたが宿泊も満足できそうな印象を受ける。場所は竹瓦温泉のすぐ近くに位置して別府温泉エリアの宿の一つ。

御主人自ら浴室まで御案内いただく。話からは温泉にはとても自信があり、御自慢のお湯だというのを感じる。湯気が充満している浴室は、換気扇を回すとこの時期では寒いのであえて止めているという。

浴室には10人サイズの青角タイル敷き、小池のような浴槽が一つある。湯は無色透明のもの、ギチギチ感がつるつる感よりも勝っている浴感がある。42℃の適温湯、浴槽からオーバーフローするお湯でその通り道が析出物で覆われているという状況。浴室には「鍾乳の滝」と呼ばれるものがあるが、これは源泉を冷却する意味があるのか壁伝いに丈夫より落としているものである。それによって壁の通り道には析出物が堆積しているので見るも楽しい。茶褐色、白クリーム色、こげ茶色などの析出があり凄いことになっている。浴室はこれ以外にも家族湯三箇所があるという、こちらは未確認である。
(08年1月)

………………

以前の立ち寄りの際、印象が良かったので一泊朝食で宿泊してみました。立地は北浜地区にあり、夜の飲食街の合間にあります。鉄輪と違って温泉街に風情は全く無しですが、別府中心部さながらの立地で不便はありません。周囲は飲み屋街に住宅地が混在する入り組んだ所でもあります。地域の共同浴場も多数あるので、温泉道を進めるには結構便利です。

館内はパブリックスペースやコワーキングスペースも充実、全部屋において無線LANを完備しています。宿泊客のニーズに応じた低価格で自由な滞在ができ、二食付きはもちろん朝食付き、そして素泊まりの設定が選択可能。ちなみに駐車場利用には一泊に付き500円が必要、お宿の立地からして駐車スペースが限られており場合によっては他所契約駐車場になる場合もあるので仕方がありません。

16時前にはチェックイン、まずは男女別大浴場にて汗流しです。その後は駅周辺のビジホ群の湯巡り、大分では名高いデパートの「トキハ」で夕食をテイクアウトする。宿に戻り地の焼酎をチビチビやったり、風呂に浸かったりで気ままな宿ライフひと時を過ごす。

お目当てのお風呂は、男女別に大浴場がある。男性側は角タイル張りの10人サイズの広さがあります。オーバーフローする湯の通り道は、析出物の堆積による千枚田状態の様が見られます。源泉は浴槽内に直注入、その他に鉄管による常時加水があります。湯は無色透明、ギチギチにつるつる感があり、体感で43-44℃の湯が湯船から溢れています。「鍾乳の滝」と呼ばれる以前の湯口は、現在では使用しておらず、オブジェとしての鑑賞用と化しています。

旅館前の道路反対側には貸切家族湯の「喜久泉」と「光寿泉」があります。こちらはツーリストルームに宿泊される方以外の宿泊者専用で、チェックイン時に予約しておきます。それ以外でも空いていれば利用可能。いずれの浴室にも6-25時の時間制限があり、深夜は利用できません。まずは先に予約した喜久泉から。こちらは昔ながらの2−3人浴槽で、正方形のモルタル造りです。お宿HPによると、創業当時の露天風呂があった場所に「トキノユ」として復刻再現したようです。浴室壁には海をイメージしたタイル絵が描かれており、良い雰囲気が漂う空間となっています。お湯は大浴場と同源泉を利用。無色透明、重曹甘味、無臭の知覚。湯船脇の切込みよりオバーフローがある。

もう一つの貸切風呂「光寿泉」にも入ってみた。こちらのタイル絵も素晴らしいものだ。ある種、アートのようになっている。湯船は3人ゆったりサイズのもの。浴槽底には小砂利が敷かれていた。湯口より5-6L/minほどの少量を掛け流している。無色透明、キシつる浴感の42℃。湯も良いが浴室の雰囲気がとても気に入った。三つめの「ひのきの半露天風呂」も利用したかったが、ポンプの調子が不良らしく湯投入がちょうちょろで浴槽温度低下につき利用できませんでした、残念。

利用スタイルによる各種宿泊プランの選択、そして貸切風呂の「トキノユ」が気に入る。温泉道湯巡りには最適な立地、再宿泊間違い無しのお宿でした。
(13年11月宿泊)

(三昧)



以前立ち寄りした際に対応してくださったご主人の感じがとても良く「次は宿泊利用しよう」と決めていたお宿です。別府駅の近くにあり、周囲は飲食店が立ち並ぶ繁華街。共同浴場も多く湯めぐりにも便利な立地です。宿泊形態が自由旅行に最適で、ベースとなる部屋代に、必要に応じて朝食・夕食を組み合わせるものです。今回は朝食付きにし、夕食は外でとる事にしました。この便利さが受けるのか、訪問時は多くの宿泊客で賑わい、客層はファミリー、単独旅行者、夫婦、若者グループ、海外からのお客さんと多岐にわたっていました。

建物はやや年季の入った鉄筋で、通された部屋は綺麗に清掃された和室です。周囲は建物が密集しているので窓からの眺ば繁華街の路地裏といったとこでしょうか。部屋にはエアコン、テレビ、洋式トイレ、風呂が設置され、浴衣とタオルも置かれています。お茶セットはありませんが、各階にコーヒー・紅茶・お茶のサーバーが置かれています。食堂階には共用で利用できるレンジもあり大変便利です。唯一の難点としては、飲み屋街が近いため夜中も外の通りを騒いで歩く人の声が響くといった事でしょうか。

朝食(1000円)は、食堂でいただきます。湯豆腐、みりん干しの焼き魚、温泉タマゴ、サラダなど、体に優しい和食で、朝から満腹になりました。実は朝食前に近隣の共同浴場を3軒程はしごしてきたので、もうペコペコ状態でいただきました。

肝心の温泉は、男女別浴場と、三箇所の貸切風呂があります。貸切風呂は到着後に先着順で予約制となりますが、せっかくなので全部入ってみる事にしました。ところが「ひのき半露天風呂」は、送湯のトラブルかなにかで源泉がチョロチョロしか入らず、一応浴室には行ってみたものの、あまりのぬるさに今回は見学のみとしました。

先ずは女性浴場です。タイルばり浴室は風情うんぬんはなく機能重視の造りです。5人サイズの鯨のような形の浴槽がひとつあり、湯口より熱い源泉をチョロチョロ投入の掛け流し。浴槽内で熱め寄り適温、ほぼ無色透明で、つるつるとした肌触りがあり、湯面からは土類臭が漂います。ちなみに男性側にある析出物のコッテリ付着した源泉の流れる壁は、こちら側にはありません。滞在中2回利用しましたが、いつも貸し切り状態でした。

次に貸切風呂の「光壽泉」です。宿泊棟から道路を挟んだ向かいに湯小屋があり、鍵をかけて利用します。この浴室がとにかく凄いんです。壁の全方向、洗い場、浴槽内部にいたるまで、華やかかつレトロなタイル絵で埋め尽くされています。これだけタイルが貼られているとゴチャゴチャした印象になりがちですが、不思議なまとまり感があり見事の一言に尽きます。浴室には4人サイズの浴槽がひとつあり、湯口より無色透明熱めの源泉を投入、浴槽内で適温、優しい土類臭がほんのり香り、まずまずのつるつる感があります。お湯も勿論いいのですが、ここはタイル絵に囲まれた居空間というべき浴室が見事です。

お次は、「光壽泉」の隣にある「喜久泉」です。こちらはタイル絵は控えめですが、海をモチーフにした装飾が楽しく、どちらかというと子供向きな印象を受ける浴室です。モルタル(?)の四角い3人サイズ浴槽がひとつあり、無色透明の熱い源泉を少量投入、浴槽内でぬるめ寄り適温の掛け流しとなっています。湯はやや「こなれ気味」で、そのぶんつるつる感は増していました。

今回はじめて宿泊利用した野上本館ですが、立地、使い勝手の良さ、自由度、お湯と浴室の良さ、どれを取っても満足度の高いところでした。ここは是非また宿泊利用したいと思います。
(13年11月宿泊)

(まぐぞー)




外観


玄関


フロントまわり



フロントまわり


源泉の解説


この下が源泉



宿泊した部屋


トイレ・風呂つき


部屋の風呂



各階にあるサーバー


朝食


朝食アップ



男性浴室


溢れ出し


鍾乳乃滝



女性浴室


浴槽


別の角度から



光壽泉


光壽泉


光壽泉



光壽泉


光壽泉


光壽泉



喜久泉


喜久泉


喜久泉



喜久泉


喜久泉


貸し切り露天


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