はしご湯のすすめ富山県の温泉


黒薙温泉旅館
黒薙温泉旅館

富山県宇奈月町黒薙
TEL(0765)62-1820
8時〜16時/500円
宿泊しました:一泊二食9000円利用
冬期(トロッコ運休時)休業

訪問:99年10月(泊)、07年6月

黒薙温泉(1・5・7号泉の混合)/アルカリ性単純温泉(Na-HCO3・Cl)/97.2℃ pH=? 溶存物質計=623mg Na=136.2mg K=7.3 Li=0.5 Ca=12.2 Mg=0.1 Cl=119.2 Br=0.3 F=7.4 SO4=31.5 HCO3=144.0 H2SiO3=152.0 HBO2=11.8 (H18.8.25)/※加水あり


トロッコ電車・黒薙駅より山道を歩いて20分の場所にある黒薙温泉。名前はよく耳にしてはいたが、ようやく訪問となりました。駅からお宿までは黒部峡谷沿いの立地、周囲は緑が溢れ、訪問時は新緑の時期が重なりとても良かった。マイナスイオンにフィトンチッド効果もあってか、いいストレス解消になりそう。入浴施設としては館内の男女別内湯、女性専用露天風呂、混浴大露天風呂があり、立寄りで全てのお風呂を利用できます。

2×4mの長方形タイル張り浴槽が内湯。浴槽縁からのオーバーフローが見るも気持ちよく、溢れ出る湯量もまずまず。石造り湯口より加水された45℃の湯を40L/minほど投入。湯は無色透明、弱焦げタマゴ臭、エグ味。弱つるつるの浴感があります。鼻に抜ける焦げタマゴ臭が何度嗅いでもいいです。浴槽湯温43℃、サラサラとした溢れ出しは上手です。ガラス張りの浴室向こう側は黒薙川、今の時期は雪解けで水量が多くゴーゴーと音を立てて流れている。

混浴大露天風呂はお宿建物より歩いて2-3分の場所にある。黒薙川際にあり、大小の岩石を利用した名の通りの大露天風呂となっている。岐阜の穂高周辺宿が持つ立派な大露天風呂風な造りでもあります。川沿いは源泉の湧出地帯になっていて、複数箇所から蒸気が上がっているのがわかります。宇奈月地区に送湯している源泉もココで湧出しているものです。無色透明、弱焦げタマゴ臭、エグ味のあるお湯。30人サイズのビックバス、お湯がどうこうよりもこのロケーションの中での湯浴みに満足してしまいました。川の流れの音、鮮やかな新緑が目にも眩しい。湯上り後、付近にあった石に腰掛けて涼んでいたら、なんともお尻があたたかい。付近は源泉湧出地帯になっている。
(07年6月)

(三昧)



緑深い山の中の一軒宿「黒薙温泉」に宿泊しました。黒薙温泉は黒部トロッコ電車の「黒薙駅」から山道を歩いて30分程。この山道がちょっとしたハイキング気分で、周囲を囲む緑の木々や、崖を清水が滴り落ちる眺めなど、山の宿へと向かう気分を盛り上げてくれます。黒薙温泉は鄙びた山小屋風情の趣があり、誰もがイメージする「秘湯の宿」といったところでしょう。訪問時は秋でしたが、まだ紅葉には早かったようで、お客さんは私の他に2組の登山客がいただけでした。

通された部屋は素っ気無い程にシンプルな造り。窓からは黒部峡谷が見渡せ、丁度目の前の岩肌から滝が流れ落ちる様が見えます。洒落た造りでもなく、民芸調のインテリアもありませんが、窓からの景色はどこよりも勝る美しさがあります。

肝心の温泉は館内に男女別内湯、そして宿から少し歩いた渓流沿いに数十人は入られそうな広々混浴露天風呂があり、いずれも無色透明の湯が溢れています。館内内湯は落ち着いた風情、渓流露天風呂は周囲の自然に負けぬような開放感を味わえ、存分に湯を満喫する事ができました。なにしろ他にお客さんがあまりいなかった為か、広〜い河原の混浴露天風呂がいつでも貸しきり状態。これ程の贅沢はありません。

温泉の後はお待ちかねの食事です。あまり広くない食堂に椅子とテーブル。他のお客さんとすぐ隣り合わせで食事をいただくのですが、これが実にアットホーム。見ず知らずの方と、山の話、温泉の話で、楽しく会話が弾みます。食事内容は山菜料理中心で十分満足の行くものでした。

何しろ歓楽から隔離された山の中の一軒宿。帰るには再び山道を歩きトロッコ電車に乗るしかありません。それゆえに、仕事や騒々しい街中を忘れ、どっぷり自然に溶け込み、疲れた心を癒すには最適の環境と思います。帰り際に御宿の御主人が「みんなは晴れた日がいい、紅葉がいいと言うけれど、新緑の季節の雨に濡れ煙る山の緑も本当に綺麗なんだよ」と、しみじみ話されていたのが印象的でした。次はそんな季節に再訪してみたいです。
(99年10月宿泊の感想)

…………………

以前宿泊した黒薙温泉を実に7年振りに立寄り再訪しました。この間、黒薙温泉の知名度はグングン上がったようですが、緑輝く山道や、鄙びた山小屋風情は変わりない様子。大きく変わった事と言えば、新しく女性用露天風呂が出来ていた事。それにより御宿の浴場は「混浴露天風呂」「女性露天風呂」「男女別内湯」の三箇所になりました。浴場はいずれも離れているので一度着替えてからの移動となります。今回私は館内内湯と女性用露天風呂を利用させていただきました。

まずは男女別内湯へ。渓流に面して造られた浴室は、窓から明るい新緑が広がり、清々しい雰囲気があります。女性浴室には3人サイズの長方形浴槽がひとつあり、湯口より熱めの湯が注ぎ込まれ、浴槽内でやや熱め。無色透明な中に細かな粒子状の白湯花漂うもので、なかなかの溢れ出しがあり、仄かなタマゴ臭香ります。お湯は内湯が一番良い印象でした。

続いて女性用露天風呂へ。深く切れ込んだ渓谷を見渡す好立地に造られた露天風呂は、石造りの10人弱サイズ。上を見上げるとテントのようなシートで屋根がけされています。湯口より無色透明やや熱めの湯を投入、浴槽内で適温、ちょっと緩んだ印象の湯で、内湯のような湯花は見当たりません。湯の満足感はやや欠けますが、なにしろ眺めが良く、貸切状態でまったり楽しみました。浴槽の外を覗くと、露天風呂の捨て湯とは別に、トンネルから伸びる大きな管からモウモウと湯気を上げ大量の湯が排出されていました。かなりの熱湯のような印象でしたが、この湯は一体??
(07年6月)

(まぐぞー)



トロッコ鉄道に乗って




黒薙駅到着




線路向かいの階段が
お宿への道



この階段を上って
山道を歩きます


お宿への山道には
こんな綺麗な岩清水も


黒薙温泉旅館到着




男性内湯



湯口(男性)



浴室に貼られた詩



飲泉場


女性内湯


湯口(女性)



混浴露天風呂



広々浴槽



脱衣場



「七号源泉」と書いてある


続いて女性露天風呂


湯口



女性露天風呂からの眺め




謎の捨て湯




お宿近くのトンネル
この前にいると
冷風が気持ちいい


はしご湯のすすめ富山県の温泉