はしご湯のすすめ熊本県の温泉


人吉温泉 しらさぎ荘
人吉温泉 しらさぎ荘

人吉市下林町2647-3
TEL(0966)22-3420
しらさぎ荘HP
8時〜23時/200円
宿泊しました:一泊素泊り3700円


ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉
41.5℃ 溶存物質計=1778mg
Na=446.9mg(85.87mv%) K=89.9 Ca=11.6 Mg=3.9 HCO3=695.8(50.53)
Cl=393.5(49.20) F=0.9 SO4=0.6 HS=0.1 H2SiO3=112.2 HBO2=22.8 CO2=22.0
(H3.12.5)



人吉と聞くと、街中に昔ながらの共同浴場が点在という印象が頭に焼き付いている。共同浴場好きな自分としては、せっかく人吉まで来たので宿泊してゆっくりしようと「しらさぎ荘」に宿泊してみました。民宿に食事処、そして温泉と幅広く営業しています。お宿は素泊まりが基本ですが、併設の食堂で食事も可能です、夕食はもちろん朝食も可能。今回の客室は食堂の二階の部屋。ちょうど12月の忘年会の時期でもありとても賑やかである、というよりかなりうるさい状態。宴会シーズンの宿泊は23時ころまではうるさいのでご承知おきを。明日に備えて早寝したい方は注意です。

お風呂は別棟にあり、独立した湯小屋となっています。23時より清掃時間になるので、翌1時過ぎまでの2時間ほどは入湯不可になります。日帰り客に宿泊客、食事客が利用する事ができ、宿泊者は当然のこと食事客は無料で浴室を利用できます。男女別にそれぞれ一つずつ内湯完備の浴室です。

1.5×4mの木造り浴槽で、浴槽底だけは角タイルが敷かれています。約90cmと深めの浴槽なので、腰を掛ける台が浴槽内に設けられている造りです。浴槽隅の湯口より35L/minの源泉が浴槽へ投入されます。湯口では微油臭がする。浴槽湯は緑がかったつるすべ湯、薄塩味、弱甘味、弱金気を感じる。湯口周辺では多めの細かいアワも舞っていました。宿泊当日の夜と翌朝に数回ほど湯浴みしましたが、清掃終了した翌朝の湯が新鮮で気にいった。
(05年12月)

(三昧)



人吉湯巡りの拠点に宿泊した「しらさぎ荘」です。基本はお座敷川魚料理店のようですが、2階にある宴会用の2部屋を宿泊用に開放しています。人吉の繁華街から少しばかり外れた田畑がチラホラと見える静かな立地に佇み、池を望むようにして今回宿泊した料理屋があります。これとは別に、すぐ隣に宿泊棟らしき、こぢんまりとした謎の建物もありましたが、訪問時は使用されていませんでした。

宿泊した部屋は広さ充分の和室。窓が大きく、目の前の池や遠くの景色が見渡せます。池の魚を狙ってか、窓の外にはアオサギがボケーッと立っています。訪問時は寒い冬でしたが石油ストーブもあり凍える事はありません。部屋にはタオル、歯ブラシ、浴衣、クーラー、扇風機、お茶セット、TVがあり、トイレは共同。隣との仕切は壁ですが、上が欄間となっているので、お互いの音はよく聞こえそうです。

今回私達は素泊りで利用し、夕食は他所で食べましたが、1階の料理店にて食事をする事も可能なようです。ただ、訪問時は折しも忘年会シーズン真只中。夕方から閉店まで1階の料理屋は団体の宴会でほぼ満席状態、個人客がフラッと行って注文しがたい雰囲気でした。また、閉店まで宴会客の賑やかなざわめきや、厨房のガチャガチャとした音が客室まで響き少々落ち着きません。かと思うと、閉店後は店鋪そのものが無人になってしまうので館内はシーンと物音ひとつなく静まり返ります。

肝心の温泉ですが、料理屋店鋪を外に出て15m程歩いた先に湯小屋はあります。食事や宿泊をしなくても入浴のみも可能で、しかも200円。そんな事もあってか、夜ともなると御近所さんで大賑わい。立寄りは8時〜23時ですが、宿泊客は23時から2時間程の清掃タイムを除けば何時でも入浴可能。備品は石鹸のみ。宿泊者には風呂カゴに入ったシャンプーセットを貸し出してもらえます。

浴室は窓が大きく開放的で明るい雰囲気。 男女別に各々5〜6人サイズの長方形内湯がひとつあり、浴槽は階段の付いた深い造りです。流し込まれる湯は仄かに黄色がかった澄んだもので、湯口でやや熱め、浴槽内で適温。充分な量の溢れ出しがあり、肌への泡付きが多くヌルヌルスベスベの心地良さ。湯の中をフラフラと泡の漂う様子が綺麗です。また、浴室へ入った瞬間プーンと仄かな油臭、湯口でも少しばかりの油臭が漂います。湯を口に含むと薄甘塩金気風味。私は夕方、夜、朝と何度かお湯に浸かってみたのですが、圧倒的に湯の状態が良いのは朝でした。逆に大勢の人が利用した後の夜はお湯が疲れ気味。お湯を目当てに「しらさぎ荘」を訪問するなら、なるべく午前中の早い時間がよいかもしれません。
(05年12月)

(まぐぞー)




池端に建つ「しらさぎ荘」



宿泊した部屋



宿泊部屋からの眺め



窓の外に佇むアオサギ



立寄り入浴の受付場



湯小屋



浴室(男性)



浴槽は深いので階段付き



溢れ出しも豊富
浴室は男女ほぼ同じ造りです


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