はしご湯のすすめ鹿児島県の温泉


小鹿野温泉 幸荘
小鹿野温泉 幸荘

※休業中

霧島市隼人町松永2625
0995-43-4046
8時〜21時
大浴場250円
家族湯1室600円(40分以内)
宿泊しました:素泊り2700円+布団500円

訪問:05年12月(泊)



ANA羽田発最終便にて鹿児島へ向かう。現地空港を出た所には、近日オープンの足湯の準備が夜間にも関わらずに急ピッチで行われていた。こちらもレンタカーにて本日のお宿である「幸荘」へ急ぐ。到着すると、お宿は電気も点いていなくて真っ暗である。お宿玄関のガラス越しのロビーで、お宿のご主人がゴロゴロ寝でテレビ観賞中。お宿の方が言うには「電話はあったが来るのか来ないのか分からず状態」だったという事である。電話で事前に予約したのになぜに!?と思いつつも、館内へ入れて頂く。なんとか宿泊出来たので一安心である。

「部屋の準備があるので先にお風呂へどうぞ」との事。お風呂は館内に男女別内湯があり、建物の外には別棟で家族湯が5棟を完備してる。館内と周囲は暗いので家族湯は翌朝にして、館内の内湯に浸かる事にした。他に宿泊客が居ないので、どこのお風呂も貸切りでokとの事である。男女別内湯の違いは脱衣所に設置されている、オムツ交換台があるかないかの違いのみだ。浴室には2×3mの長方形型タイル浴槽が一つある。冬場なので湯気が充満するのは仕方がない。昼間ではないので定かではないが、黄土色がかった緑色濁りの湯に見える。つるスベ感に弱キシ感を併せ持ち、多少のアワ付きも感知できた。壁から突き出た塩ビ管より45L/minを投入の掛け流し。甘味、薄塩ダシ味、弱金気味に土類臭も加わり楽しい湯となっている。肌触り良く、41-42℃の適温でゆったりと湯浴みが出来て満足の一湯。仕事を終えて、遙々と鹿児島まで来た甲斐があったものです。

翌朝、屋外にある家族湯にも浸かってみた。鹿児島では家族湯はごく普通にある。長方形型のタイル浴槽は二人が足を伸ばしてなんとか浸かる事が出来る広さです。水道蛇口より源泉15L/minが注がれている。内湯と同じ湯ですが、こちらの家族湯の方がキシキシ感、新鮮金気臭が目立っており、湯が新鮮に思えた。

宿泊した部屋は8畳間、トイレや小型キッチンもあり自炊可能である。ただ、難点は部屋が朝晩は寒いことである。有料のエアコンもあり使ってみたが、これがまた効きがいまいち良好で無くて不満。自炊湯治・一泊3200円也(素泊まり布団付き)。
(05年12月宿泊)

(三昧)



鹿児島訪問1ヶ月程前、空港から近く22時頃到着でも受付してくださる温泉宿を電話で探しまわった。湯治宿はどこも遅くのチェックインはNOで、OKの所があっても満館だったりと、なかなか思うように見つからない。諦めかけていたころ、小鹿野温泉幸荘が快く受付てくださった。

さて当日、実際に訪問してみるとロビーで韓国ドラマを鑑賞中の御主人が豆鉄砲を食らった鳩のようなビックリ顔で「本当に来るかわからなかったら、なんにも用意していない」と言うではありませんか。「あぁー、今夜は車中泊か」と内心覚悟を決めたのですが「今から準備するから、先にお風呂へ」との有り難いお言葉。いやはや助かりました。さすがに鹿児島と言えど、真冬で毛布も無しの車中泊はしんどいどころか、命に危険が及ぶかと。

そんなワケで男女別大浴場へ向います。本来なら地元の銭湯的存在の広々浴場をなんと贅沢な事に、朝の清掃時間(6時〜7時半頃)以外は何時でも好きなだけ浸かれるとの事。当然、他に湯浴み客はありませんから、思う存分の貸しきり利用です。まずは男性浴室から利用してみました。6人サイズのタイル浴槽に、絶妙な温度の湯が注がれています。黄緑がかった黄土細々にごり湯は、只見川沿いを思わせる甘土類金気臭で、そっと浸かるとファーッと甘さのある土類臭に包まれます。泡付きがあり、本来はキシキシ湯ながら、とてもスベスベとした肌触り。湯口からはガス臭も漂い、飲むと薄ダシ塩金気炭酸味。じんわり温まる湯で、浴後はポカポカ。この湯は実に私好みで気に入りました。

浴後は宿泊部屋へ向います。綺麗に清掃された部屋は、一見するとアパートの一室のよう。和室+キッチンスペースという間取りで、室内付きのトイレもあります。部屋には流し台、冷蔵庫、電気釜、ポット、食器洗剤、各種食器、各種調味料、その他調理用具が揃い、廊下にはレンジもあるので、まったく不自由はありません。TV、エアコンはコイン式です。難点は部屋がとにかく寒い事!あまりの寒さに夜中何度も目が覚めてしまった。エアコンの効きが悪いってのも原因ですが。

幸荘には男女別大浴場の他に、屋外の湯屋に5つの小部屋が仕切られ、各々に小さな浴槽が造られた家族風呂もあります。翌朝は、その家族風呂へ入ってみました。浴槽は2人サイズのこぢんまりとしたもので、大浴場と同じ湯が注がれています。こちらは浴槽が狭いぶん、金気とキシキシ感がより強く、湯本来の正体(こなれていない湯)が楽しめました。浴槽の素材がわからない程に付着した析出物も印象的。

家族湯から出ると、昨晩はすでに就寝後だった女将さんが大浴場の掃除をされていた。なんでも、毎朝、家族湯も含め全ての湯を抜き掃除をするのだそう。三昧は清掃後の大浴場に居座り「新しい湯がはられ、まさに浴槽から溢れ出るその瞬間を見た」と喜んでいた。その後、入れたてホヤホヤの大浴場にて湯浴み。こちらも一番湯の為か、昨晩の「こなれた湯」とは異なり、キシキシ感の目立つ浴感でありました。

昨晩は夜も遅く、周囲の景色が見えなかったのですが、朝あらためて見回すと、幸荘は田畑に囲まれた長閑な一軒宿であった事がわかります。昨晩はすぐそばの道で大きなフクロウにも出会いました。幸荘は温泉を掘って30年との事、これからも御夫婦二人三脚で良い湯を守って行かれるのだと思います。
(05年12月宿泊)

(まぐぞー)




男性浴室



女性浴室



湯は黄土色がかった緑色濁り



家族湯外観



家族湯



湯口(家族湯)



大切にされている湯元


宿泊した部屋


幸荘周辺の景色


ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩泉 温度・pH・溶存物質計などは不明 K=48.5mg Na=310.9(48.46mv%) Ca=149.3(26.70) Mg=64.6(19.06) Fe2=8.5 Al=0.5 Mn=0.2 Cl=179.5(18.65) F=0.1 SO4=25.6 HCO3=1313(79.32) CO3=0.2 HSiO3=0.1 (分析日不明)


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